Solid Pod のインストール (1)
Solid PODとは
初めてSolidの話を聞いたのは2019年の初め、Tim Berners-Lee (World Wide Web の発明者)の新しいプロジェクトでした。
Web の黎明期では、静的なHTML だけでした。ページビューで収益が上げることができた。
Webサービスできるようになると、クリックごとに収益を上げ始めまった。今日、人々は無料でサービスを受けることに非常に慣れている。しかしIf you’re not paying for a product, you ARE the product.ということを理解することが重要だ。
自分のデータは勝手に流用され、消され、歪んだ情報が推薦される状況を改変し、自分のデータは自分で管理し、自分のデータは正しく評価され、正しい価値でサーブスと交換する仕組みが重要である。
Tim Berners-LeeのSolid(Social Linked Data)プロジェクトには、Personal Online Data Storesまたは「POD」で構成され、個人のデータはひとつまたは複数のPODに保存し、データがアプリケーションから独立する。どのPODのアクセス権をどのアプリケーションに与えるかを簡単に決めることができそう。しかしPODのデータは複数のアプリケーションに再利用できるため、汎用的な決まった方法で保存する必要がある。
独自のSolidサーバーを実行する
いくつ商用サーバーが利用可能だが、仕様がたまに変更するので、開発は独自のSolidサーバーが必要だ!
以下のオープンソースサーバーが利用可能:
- Community Solid Server for Node.js
- Node Solid Server for Node.js
- solid-nextcloud as a plugin for Nextcloud
- PHP Solid Server for PHP
これまでネット上の資料から、WordPressのSolidプラグイン、Raspberry PiでCommunity Solid Serverのインストールを試み、どれも失敗でした。試作品だったり、特定モジュールの特定バージョンのみ対応だったり、Solid PODの仕組みはまたまた実験の段階だ。
Solid PODのインストール
今回は、VPSにUbuntu 20.04をインストールし、NSS(Node Solid Server) をシステムにインストールする。
NodeSource PPA を使用して apt で Node.js をインストール。
$ curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_15.x | sudo -E bash –
$ sudo apt-get install -y nodejs
$ node -v
v15.14.0
$ npm -v
7.7.6
次に、NSS をインストール。
$ sudo npm install -g solid-server
次のコマンドでサーバーを起動する。
$ solid start –port 8443
Solid PODのセットアップ
続く