電子ピアノの修理
友人の電子ピアノが廃棄予定のため、引き取りして使えるかと見に行った。
最初キーは2個音が出ないと言われたが、見にいた際、 連続の8個音が出ないでした。
修理すれば使えそうだから、引き取りにした。ちなみに99年のELEPIAN EP-1350でした。
レンタカーを借りで、他の不要品と一緒に家に運んだ。
一週間ほど放置したが、19日から、まず分解を試みる。あっちこっちレジを外して見たが、なかなか要領が得られないまま、一日目が終わった。
翌日再チャレンジ。上の蓋が後ろへスライドして外せることがわかった。これて鍵盤を取り外し、裏にプリント基板部分も外せた。
プリント基板には数ヶ所怪しい白い跡があるので、液体がこぼれた遺跡ではないかと推測する。
それを綺麗に拭き取り、プリント基板上特に問題が見つからないため、期待を込めて、一旦プリント基板を本体に戻して試すことにした。
ショック、さらに多いの鍵が無音になった!
再度プリント基板を外して、電源を入れたまま、ゴム・ボタンで一個一個確認する。
やはりまた連続の8個音が出ないままなので、電子回路を調べるにした。
鍵盤の88鍵は、鍵は12音程ではなく、デジタルものに似合うなT0-T7で、8個一組に分けられ、個々の鍵にはMとB接点があり、11組で88鍵の音を出せるようになる。高級キーボードにある、弾く強さを感じる感度センサーがないね?
連続の8個音が出ないことが、組ことのMかB接点が繋がらないと考えられる。
デジタルテスターで、プリント基板に関連するゴム・ボタン接点の電圧を測り、無音のところは、電圧がないとわかった。
さらに調べると、プリント基板MとM3の間繋がっているけど、抵抗値は0ではないと分かった。取り敢えず半田溶接で飛ぶ線でつなぎ、無音8個の中、6個音が出るようになった。
これじゃいけるよと、もう夜10時すぎになり、取り敢えず今日はここまでにした。
翌日、気を取り直し、さらにプリント基板を調べて、BとD25 の間、繋がっているけど、抵抗値は0ではないと分かった。今度の溶接点が小さいなので、過熱で損傷されないように、丁寧に同じ処理して、残り2個でも音が出るようになった。
プリント基板を元の位置に設置する際、鍵が邪魔になり、接触不良で無音の鍵が増えるので、もうすべての鍵を外してから、プリント基板を設置する。
プリント基板を隙間に差し込んいる様子。
プリント基板が固定したら、そのまま本体のつなぎ、ゴム・ボタンで音が出るかを確認する。
それから黒鍵、白鍵順に装着し、音を確認しながら、作業を進める。
すべて鍵を装着し、音が確認した鍵盤の様子。
すべて元に復元して、故障は修理したと確認した。
結論として、かつて液体がこぼれ、プリント基板が年月で腐食され、プリント導線が切れたと考える。
年月あるものだから、またプリント基板切れるところが増える可能性があるけど、割に単純な仕組みだから、対応できると考える。
さらにJVCのコンボを買って、Androidタブレットにピアノ練習ツールを入れて、これて、娘のピアノ練習に活用すると期待する。