TinyPilotとRaspberry Piを利用したKVM over IP装置
KVM over IPというのは、サーバやPCの画面の映像やキーボード、マウス入力をネットワークを介して操作するというものです。
KVMスイッチという製品は、サーバルームのサーバラックに搭載された複数のサーバの画面出力とキーボード、マウス入力を切り替える装置です。
TinyPilotとRaspberry Piを利用したKVM over IP装置を作ってみた。
HDMI キャプチャーボードはモニターとして利用
普段ssh遠隔操作のため、Raspberry Piのモニター必要ないが、リモート接続に失敗した場合は、モニターに接続して状況を確認する場合がある。
わざわざモニターを用意するより、応急処置でHDMI キャプチャーボードとパソコン、またはタブレット端末 あれば良い。
パソコンでは、USBカメラと同じ振る舞いするので、標準のアプリで利用できる。
タブレット端末ではUSBカメラ アプリを利用する。
USBカメラ スタンダード版をダウンロードして、とりあえず普通のUSBカメラを接続して様子を見た。ちゃんと動作した。
HDMI キャプチャーボード
続けてアマゾンで購入したHDMI キャプチャーボード を装着。
HDMI キャプチャーボード USB3.0 30fps ストリーミングと録画
Raspberry Piのモニター → HDMI キャプチャーボード → タブレット端末接続
熱をもつこともない、画像はきれい、パススルー機能もちゃんと使える。
マックかアンドロイドのタブレット使うので、コードの端子がUSBーCのものが欲しいね。
Raspberry Piに接続してない時のアプリの表示はカラー・バーでした。
Raspberry Piに接続した様子。文字が小さくでちょっと見辛いだね。Pi解像度の設定が必要かも。
実は他社製品ゆがみやノイズがあるから、急遽この高めのものを注文したが。画像はきれいで満足した。
Raspberry Piでネット配信
TinyPilotとRaspberry Piを利用して、コンピューターので画面配信に成功した。
コンピューターの画面のキャプチャ
TinyPilotはコンピューターのキーボードやマウス、モニターの低レベルな遠隔操作を可能にするソフトウェア。
キーボード・マウス操作
キーボード・マウス部分はRaspberry PiのOTG機能を使用しているようだ。OTG機能はPi ZeroやModel Aで使えるものでしたが、Pi 4では電源ポートであるUSB-CコネクターがOTGが利用できるようになっている。Tiny PilotではPi4を前提としているようだ。
コンピューターのUSBポートとPi 4では電源ポート直結で使ってみると、電源パワー足りないと画面に稲妻マーク、Logに延々とメッセージ出るので、図のように信号と電源分離する分岐を作った。
サーバが立ち上がる
サーバが立ち上がる様子も見える。
ゲームサーバの公開できる。
このHDMI キャプチャーボード とRaspberry Piは相性がいいからおすすめです。